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2021年7月の組み木

ポン太とタヌ吉のセット毎年、6月から8月の3か月間は、組み木の注文数が減少するため、杢・MOKU工房の棚卸しを兼ねて、在庫の確認作業をしています。特に今年は、コロナ禍の影響でたっぷり時間がありましたので、板材の整理をすることにしました。

杢のほとんどの商品は、厚さが23mmか30mmのどちらかの国産材を使用して制作していますが、30mm厚のナラ材の切れ端が作業場に山のように貯まっていました。ナラ材は、板の表面に虎斑という独特のシマ模様があり、重硬なのでスクローラーで切ると断面がツルツルになり、しかもウロコのような交錯した木理がとても美しいので、小さくなった材ももったいない気がして捨てきれず、次第に増えてしまうのです。

今年こそ、このナラ材で何かを作りたいと思っていました。それで思いついたのが、丸っこく、愛嬌のある「子ダヌキ」です。まず、板を無駄なく有効に使えるように3つのサイズの子ダヌキをデザインしました。1番小さいサイズがタヌちゃん。2番目がポン太。3番目の大きいお兄ちゃんがタヌ吉です。その図をナラ材に貼ってタヌキを切り抜きました。そうして出来た多数のタヌキが集まると、一緒に遊んでいるように見えてきたので、それぞれに「どんぐり」を作って持たせることにしました。材は、モチーフから連想して23mm厚のブナの切れ端がちょうど良い。タヌキにどんぐりを作って持たせたら、一気に秋らしくなったと感じました。
「2021年7月の組み木」関連画像

ならば、オータムカラーの栗やもみじや枯れ葉をイメージした「台」をセットしたら、もっと面白いと思い付き、これもMDF材の切れ端とブナ材の薄板を使って作ることにしました。
「2021年7月の組み木」関連画像

この発想は何だか主婦の考える、冷蔵庫の残りの具材で「もう一品」といった感じですが、生まれた作品は、本来天然素材だけが持ち合わせている、優しさとぬくもりが伝わる作品になったと思います。秋の夜長に、杢の工房から賑やかなタヌキのお囃子が聞こえてきそうです。
作品の詳細とご購入はこちらです。
タヌちゃん

タヌちゃん

ポン太

ポン太

タヌ吉

タヌ吉

ゆらゆらタヌ吉(どんぐり)

ゆらゆらタヌ吉(どんぐり)

ゆらゆらタヌ吉(ハート)

ゆらゆらタヌ吉(ハート)

2匹のタヌちゃんセット

2匹のタヌちゃんセット

ポン太とタヌ吉のセット

ポン太とタヌ吉のセット

タヌキの三兄弟セット

タヌキの三兄弟セット

更新時間:2021-08-21 13:46
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