ふくろうは、「不苦労」「福来朗」「福老」などの漢字が当てられるように、広く愛されている縁起物の鳥です。ずんぐりと丸みのある体と正面向きの顔立ちは、愛嬌があり人間っぽいキャラクターで、親しみがあります。
2007年に作図した「三羽のふくろうと止まり木」という作品を、置く組み木ではなく、壁に掛けて飾ることのできる額仕立ての組み木にリニューアルしてみました。

ふくろうと止まり木（3羽）Ｆ3号とふくろうと止まり木（10羽）Ｆ10号

　

左：ふくろうと止まり木（3羽）F3号、右：ふくろうと止まり木（10羽）F10号

落ちにくくするためにふくろうの脚元と止まり木の枝にマグネットを埋め込んでピッタリとくっつくように工夫しました。止まり木の正面向きの枝は差し込み式で、正面から前に突き出しているので、奥行きがあり立体的になっています。
わざと少し斜めに取り付けて、ふくろうを傾けると、かえって面白いと思います。もちろん、ふくろうだけ枝から下ろして台に置いても良いし、位置を自由に取り替えても楽しいでしょう。
背景に夜光塗料をペイントした三日月を入れて、冴え冴えとした夜の雰囲気をだしてみました。